黄昏に香る音色

「明日香ちゃん。こいつは、だめだ」

「音楽バカだからな」

「サックスバカ…」

前で、2人の会話をきいていた3人は、肩をすくめた。

「男前で、もてるんだが…」
「俺があいつだったら、モテまくる自信があるぜ」

「サックスバカ」

3人の言葉に、イライラする啓介。

「鈍感」

明日香が、そっぽを向く。


「心配するな!俺達が育ててやるよ」

「昔ガキ1人、面倒みたしな。鈍感だが」

「鈍感サックスバカ」

やっと…啓介にも理解できた。

「えええー!!」

啓介は、慌てて明日香を抱き締めた。

「本当か!明日香」

明日香は、こくっと頷く。

「もう3ヶ月だって」

啓介は強く、抱き締めた。

「け、結婚しょう!」

「うん」

2人は、満面の笑顔になった。


3人は、その様子を見ながら、

「いつのまに…」

「まあ…野暮なことは考えるな」

「幸せが一番」

3人は、嬉しそうな明日香と啓介を見守っていた。

「あの2人なら、大丈夫だな。姉さん」