「シフォン抱っこしてい?」 「あ、あ~、うん」 シフォンね、ビックリした~ そうだよね、シフォンしか抱っこできるのってないよね…… てっきり、私を抱っこす……うわぁっ!? 何考えてるのよ私っ バカじゃないのっ!? 「うわ~ぁ……やっぱ可愛いゎ……」 そうやって愉しそうに純粋な笑顔をシフォン向けている上田優生の横顔をじっと見つめた。