ふたりでエレベーターに乗り、私は『7』のボタンを押した。 「えっ……もしかして………」 「うん…同じマンション……だったみたい」 「マジでっ!?」 まったく、私も驚いたよ。 まさか上田優生が自分と同じマンションに住んでたなんて。 一度もここで会ったことなかったから。