「んっ……ふぁ~」 いつの間にか寝てしまったのか…… 目を擦り、開くと目の前に日高さんがいた。 「……よく寝てたね……雑炊…作ったけど……食べられる…?」 その言葉と共に、彼女が持っていた器から、胃が踊って喜ぶおいしそうな匂いが漂ってきた。 「食べる!」 「ふふっ……どうぞっ」 一口、口に入れればふわっと美味しさが口内に広がった。 「すっごくうまいっ!!日高さん料理上手いねっ!!」