「疲れた~・・・・・・。」


 ドカッと私の横に座り込んだゆぅの口からはほんのりアルコールの匂いがした。


「ゆぅお酒飲んだの?」

「あ~、うん。」


 クラスのダチに飲まされた、とか言って私の膝に頭を乗せ眠り始めてしまった。


 お酒を飲むほど、

 疲れさせてしまったの・・・・・・?
 傷付けてしまったの・・・・・・?


「ごめんね・・・・・・。」


 聞こえないくらい小さな声で、可愛らしく眠る彼に呟いた。


 今日が休日でよかった・・・・・・。
 学校だったらきっと大変だった。
 時間的にも心身的にも。