「あのっ!前田さんは俺が探していた方を探してもらえませんか?俺はそっちを探しますんで!」 「あぁ、わかった!」 なぁ、早く出てきてくれ! どこにいるんだよ・・・・・・? そう思いながら小さな路地に入ったときだった。 「ーーー痛ぃ?」 汚い男の声が聴こえた。 っ!! 声の方向にはぐったりとしているなぁと刃物を持った男。 「・・・・・・っ!!!なぁっ!!!」 「ヤバッ!に~げよっ♪」 俺の声に気付いた男が走り出そうとした。 それを逃す俺じゃない。 「待て、クソ野郎っ」