全く知らない小さな路地を走っていたときだった。 目の前が大きな黒い影に覆われて、暗くなっている。 なに? 典型的なナンパだよね・・・・・・? 「ねぇ~?聞いてる~ぅ?」 「離してくださいっ」 握られてしまった右手を振りながら必死に抵抗してみる。 でもやっぱり男の人の力になんて勝てるはずもなく、右手は未だ男の人の手の中にある。 もうっ・・・・・・なんなのよっ・・・・・・!? 早く離してよっ?!