「だまって俺に抱き締められることっ」
ふわりとあたたかいものに包まれた。
「えっ?えっ?!」
目を開けると上田に抱き締められていることがわかった。
あの~?
これのどこがお仕置きなの?
私的には嬉しいんだけどっ/////
大好きな大きな体に包まれ、長くしっかりとした腕に抱き締められ、甘く優しい彼独特の香りが包み込む。
私の一番好きな時間。
誰にも邪魔されたくない私だけの時間。
「あのさ……ずっと言いたかったことがあるんだけど………」
言いにくそうにどもる上田の顔がほんのり赤くなっている。
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