気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】




「なぁに旦那に隠れてるの~?」


 ニヤリと口角を上げ、楽しそうにこちらを見てくる佐々木。


 そんな顔をしてるものだから、可愛い部類には入るであろう顔は悲惨にも歪んでいて、可愛いとは言えない。


「なっ、旦那じゃないってばっ!後、これは何されるかわからないからよっ!!」


 必死に強気で言っているつもりであろう声は怯えていて、全く覇気がない。


 でも俺にとっては好都合っ!!!

 すっげぇっ可愛いっ!!!


 謎のタイミングでテンションが上がり、顔がニヤけた。