気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】




 咄嗟に後ろに隠れ、俺を盾にする日高。


「あの~?夏音さんっ、俺を盾にする気ですかね~?」


 なんてわざとらしく訊いてみる。


「だって佐々木にコチョコチョされるのヤダもんっ」


 うるうるの目で俺を見てくる“コレ”は、かなり小動物に見える。

 あれ、目がおかしくなったのか……?

 んなわけないから、相当嫌なんだろうな。

 でも、くすぐられてるときの日高はかなり新鮮だから、是非とも佐々木に差し出したい。