気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】




「あの、そのなんで服乱れてんの?」

 そう言うと、顔を赤く染めながらうつむかれた。

「あ……いや……その……」


 今の日高の服装は、シャツのボタンが第二まで外れていて、スカートに入っていたはずのシャツは出ていて、靴下は左右バラバラ、おまけに髪の毛はぐしゃぐしゃ。

 普通に街を歩いていたら、かなり変な目で見られそうなほどに乱れてまくっていた。


「佐々木に襲われた……」

「またかっ」


 ぐったりして言う日高に対して苦笑する。