「あの、そのなんで服乱れてんの?」 そう言うと、顔を赤く染めながらうつむかれた。 「あ……いや……その……」 今の日高の服装は、シャツのボタンが第二まで外れていて、スカートに入っていたはずのシャツは出ていて、靴下は左右バラバラ、おまけに髪の毛はぐしゃぐしゃ。 普通に街を歩いていたら、かなり変な目で見られそうなほどに乱れてまくっていた。 「佐々木に襲われた……」 「またかっ」 ぐったりして言う日高に対して苦笑する。