気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】




 でも、そんなときに上田が話しかけてくれた。

 最初は苦手だったから、話しかけないでほしいと強く願ったけど、今となれば彼がいるから今の私が成り立っている。

 そして私の好きなひとなんだ。


 本当は好きだと伝えたいんだ。

 だけど、好きだと言って付き合えたとしても、過去のことを知ったらどうなってしまうのかわからない。

 だから言えなかった。

 だけど、今日私の過去を知った彼は一生懸命私を支えてくれた。

 そして今も私の手を握って安心させようとしてくれている。