大切な私の家族、猫のシフォンがいるから。

 シフォンは雑種だけど綺麗なブルーの目を持っていて、真っ白い毛並みのそろった綺麗なおんなのこ。

 彼女は捨て猫で、箱の中で独りぼっちだった。

 まだ子猫で、小さくて可愛い彼女を9歳のときに父と道端で見つけた。

 父と私は似たのか、そういうものには手をさしのばしてしまう性格だから、彼女にも手をさしのばした。


 今となっては私の大事な家族。



 そんな彼女に私はいつも愚痴をこぼしている。