落ち込んでいた理由を話すわけでもなく、ただ一緒に買い物をしてバカな話をしたただけなのに、 私の気持ちを理解してくれ、 尚且つ私の怖じ気付き丸まっていた背中を押してくれた。 私は最高の親友に出逢えたんだ。 「うんっ……!」 『一歩前に進もう』 それは私には充分過ぎるあたたかい言葉だった。 私が前に進むためにも、 上田優生が前に進むためにも、 私は一歩踏み出して彼に伝えないといけないことがあるんだ。 お互いが進むために………