それが俺の真意だから。

 今日は隣で笑って楽しんでくれたらそれだけで充分だから。

 そのためにいくら金を使おうが、それで笑っていてくれるなら安いから。


 どうか笑っていてよ。



「・・・・・・わかったよ」

 うつむいたまま少し納得がいかないも、了解する可愛らしい子。


「じゃあ行こうか。・・・・・・大人2人で」


 それから入場券を買い、遊園地の中に入っていった。



 俺が全力で支えるから、

 どうか笑っていてほしいんだ。

 どんなに些細なことでも、笑顔でいてくれるなら尽くしたい。

 そんな俺が隣に居ちゃダメかな?


 俺はもう確信したんだ、この愛しさも尽くしたい気持ちも、すべては日高さんのことが堪らなく好きだからなんだって。