お金の心配だったらしい。 「ふっ……」 困ったように目を泳がせながら遠慮がちに言う姿があまりにも可愛くて、思わず笑みがこぼれた。 「なっ、なんで笑うのよっ!?」 「可愛くて」 「えっ……」 彼女の頬がほんのり赤くなったのがわかった。 「大丈夫、俺お金持ちだからっ!」 余裕な顔をして満更でもないように言った。