「何言ってっ……!?」 当然、驚いている日高さん。 きっとそんなことをしたら明日大目玉をくらうだろう。 だけどそんなこと今の俺にはどうだっていいことだった。 「決定ね♪ほら行くよ!」 俺は彼女の返事も聞かずにスポーツバッグから財布だけを取り出し、彼女の腕を強引に引いて学校を抜け出した。