俺らは荷物をまとめて、帰ることにした。

「おじゃましました~」

「また来てね、未歩」

「了解♪」


 下まで送ると言っていた彼女を置いて彼女の家を出た。


 日高さんがドアを閉めたあと、いきなり篠崎さんが訊いてきた。

「ねっ、ズバリッ優生くんって夏音のこと好きでしょっ?」

「えっ!?」

 なんでわかるわけ?
 今日初めて会ったし、そんな素振りしなかったし、待ち受けは確かにふたりだけのプリクラだったけど………

 付き合ってもない子とのプリクラを待ち受けにするやつなんて、世の中沢山いるし………