「まさか、外で食べてきたとか?」

「弥生、大当たりー!」

「何それ? ハンバーグ作って待ってって言ったのに?」

「そうなんだけどさ」



洋介の帰りをバカ正直に待っていたというのに。

夜の7時になり。8時になっても帰ってくることはなかった。

携帯を見ても連絡なし。

仕事のトラブルが尾を引いてるとばかり思っていたけど。

これが全然違った。

洋介が帰ってきたのは、10時を回った頃。



『おかえりー。トラブル解決した?』

『うん。まぁな』

『お腹空いたでしょ? リクエスト通り、ハンバーグ作ったから』

『あのさ』