「今日から2対1をやります」 いつも通りに、シュート練習までのメニューを終えて集合。 美凪が言った。 2対1……? なんとなく意味合いはわかる。 でも、具体的にどうするのかは謎。 「美羽ちゃん、2対1わかるよね?」 「はい、大丈夫です」 美凪がそう聞くと、美羽ちゃんはしっかりと頷いた。 「よし、じゃあ、ウチと未希と美羽ちゃんで手本やるから! 見てて」 美凪は、未希と美羽ちゃんがオフェンスね、と言った。