「…あのっ、お役に立てるかわからないんですが、精一杯お手伝いします!」 美羽ちゃんは両手を胸の前で握り合わせた。 「うん、ありがとう!」 美羽ちゃんにお礼を言い、あたしは早速、さっきの美凪が立った位置に立った。 感覚としては、ミドルの距離が長くなった感じ。 あたしは膝を柔らかく、体全体でシュートを打った。 ───ガンッ 当然、外す。 でも、フォームとしては悪くないと思う。 あたしはもう1回同じようにシュートを打った。