若干怒ってる未希を見た美凪は、安心したように頷いた。 「よし、じゃあ未希も手伝って。今日はもう1つ練習したいことがあるから」 美羽ちゃんは察したように、あたし達1人1人にボールを渡してくれる。 「じゃ、蒼乃と和香はウチが教えるから、未希は棗をよろしく」 「よっし、棗! 10秒でできるようになれッ」 「無理です無理です!!」 そんな未希のあとについて、あたし達はゴールに向かった。