『棗はほら、ポジション的に点取り屋でしょ? だから、土日とも休みは今回くらいしかないし、早めに練習しとかないかなって』 未希の言葉に嬉しくなって、思わず視界が滲んだ。 「うん、ありがとう!」 あたし達は、また昨日の公園に集合することになった。 マイ・バスケットボールを片手に、ね。 あたしは、初めてのシュート練習ということでワクワクしていた。