「特に何も…?奢ってもらって、はい、サヨナラだよ。…またねって言われたけど……」




「またね?何、また何かするつもりなのかな」



その言葉でさらに気分が下がった気がする…


わざわざ”じゃあね”と言ったのに鏜青君は”またね”と言ったのだ




ずっと気になりつつも深くは考えないようにしていたのに…


人はこれを現実逃避というが、あくまでこれは一種の自衛だ


そうしなきゃずっと答えが出るわけもないのに悶々と悩むハメになる


でも、第三者の可恵もそう考えるのなら、そう考えるのが一番妥当ということなのだろう…




それがどんなに嫌なことでも