あんた何様?


「何様のつもりよ?あんたに理解できるわけないでしょ?」


私たちが負った傷。

辛くて生きていけないぐらいの傷。


一生癒せない傷の痛みを一時的に消し合ってることのなにがいけないの?


そうでもしなきゃ私たちは壊れてしまう。


「私と先生はこうしてなきゃ自分の傷に殺されるの」


そう、すぐ心を乗っ取ろうとする過去の記憶。


「あんたには分からない。ひとは孤独には勝てない」


孤独だったふたりが寄り添うのは必然。


当然のことよ。