目を強くつぶっていると電気を消す音がして、佑夜がなにも言わずに強く抱き締め返してくれた。
言葉はなかったけど、安心した。
真っ暗闇の中での佑夜の体温と鼓動はすごく居心地がいい。
時間がゆっくり刻まれている。
「これで寝れるか?」
「うん、大丈夫…」
顔は見えないけど彼が優しい顔をしていることは容易に想像がついた。
昼間はあんなに怖かったのに、今は…
一度、目を開けてそして閉じると深い眠りに落ちて行った。
「ん…」
寝返りをうつともう朝だった。
彼が無防備に眠ってる…可愛い顔。
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