なりたいって思えてる。
でもすぐ崩れそう。まだすごく脆い。
だから…
この気持ちのまま、先生を忘れてしまいたい。
そしていつか私も、キラキラした恋がしたい。
「あ、佑夜!!」
大樹が叫んだ名前。
立ち止まって振り向くと口の端をあげた。
真っ黒な髪の毛はいつものようにセットしてあって、笑った顔は爽やか。
「おはよ」
佑夜に追いついて、4人まとまって歩く。
大樹が木村の横をキープしてるから、自然と私と佑夜が並んで歩く。
「久しぶり」
「うん」
「俺と会えなくて寂しかった?」
そんなことサラッと聞いてくんな。
「いや、会ってんじゃん。大樹の家に来るたんび窓に石投げてさ。割れたら危ないでしょ?」
「大丈夫。ちゃんと手加減してる」
「当たり前だ馬鹿野郎」



