「木村!!」 私が大きな声で叫ぶと彼女はゆっくりこちらを振り向いて、とびきりの笑顔で走って来た。 その笑顔は大樹がいるから? 「おはようございます!」 きっとそうだよね。 好きって感情はすごい。 人をこんなに輝かせるし、私みたいに濁らせることもできる。 …夏休みはいい期間だったのかもしれない。 私の気持ちをリセットさせるには。 完全に先生を忘れられてはいないけど、前向きには、なれた。