あり得ない、あり得ない。
だって、大樹は幼馴染みで、そりゃある意味特別かもしれないけど…でも…
大樹が私を好き?
あり得ないよ、絶対。
だって“好き”って、
私が先生を想うような感情のことでしょ?
「…あり得ないよ」
……うん。
あり得ない、あり得て欲しくない。
「でも私は諦めません!大樹くんが好きだから!」
真っ直ぐ、こんなに真っ直ぐ人を想ってる木村を見て、また羨ましくなる。
先生が好き。だから諦めた私と。
大樹が好き。だから諦めない木村。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…