…すべて、話した。


先生と関係もった日が、先輩からレイプされた日と同じだってことも。

先生とあの女のことも。


そして花火大会の日、関係が終わったことも全部。


「波乱万丈だな…」

「そーだね」


話してる間の佑夜はあいづちを打つだけ。

でも眉の間にシワが寄ったり、切なそうな顔もしてた。


それだけ真剣に聞いてくれてたってことだよね。


「話してくれて、ありがとう。辛かったな…」

「ううん、こっちこそ、聞いてくれてありがとう」