あなたのキスで世界は変わる



「あっちも良い雰囲気だよな」

「ん?」


ゆっくり海水を進んでいる佑夜の目線の先には大樹と木村。


あの緊張しいの木村が無邪気に笑ってる。


…確かに。

カレカノに見えなくもない。


「おもしろ…」

「うん。大樹は小川が好きなんだと思ってた」


は?

大樹が私を?


「ないない!」

「そうか?」

「うん、ありえないよ」


あのバカ大樹がありえない。


あいつが人を好きになるとか…

そんなことある?