…不覚。
「な、なにすんのよ!!」
「ん?なにって…お姫さま抱っこ?」
「そんなこと聞いてるんじゃなーい!降ろして!降ろしなさい!!」
なにとぼけた顔しちゃってんのさ。
てか私バタバタ暴れてんのに、なんでそんな平気そうな表情して抱っこしてられんの!?てか歩いてる!?
余裕そうなのが、ムカつく。
バカにされてるみたいだわ。
「降ろしてっててば!」
「わかった」
……え?
ーーバシャーン!
ニッコリ笑って、佑夜は手の力を抜いた。
その刹那には私は海の中に居た。
もしかして海の中に落とされたの?
「ぷは!…はぁ、はぁ…ちょっと!」
「あはははははは!」
あわてて顔を水面から出すとお腹を抱えたて爆笑する佑夜に殺気が芽生えた。
なに笑ってんのよ、この馬鹿野郎!



