あなたのキスで世界は変わる




「大丈夫だよ…?」


「メガネして行きなよ?ナンパされるから」


「わかってる…っ」



首すじにくちびるを軽く這わせる。

くすぐったくてゾクゾクする。



「手、出さないって言ったのに…」


「これぐらいいいだろ?」



先生は本当に嫉妬深くて寂しがり屋。


そんなに心配なら早く私を縛りつける言葉を言えばいいのに。

そしたら私は喜んで先生の鎖に繋がるのに。


私とあなたは

まだ、生徒と先生なんだよ。



「んっ…」



声が出る。我慢できない。

先生のくちびると腰に添えられた手、彼の温もりすべに神経が集中する。


カラダが熱を含みはじめた。