頭が良いんだ。 誰に気にいってもらえば自分が得をするのか、誰に教えてもらったわけでもなくわかっていたんだ。 愛されるのが、すごくうまい。 私には真似できない。 真未の周りにはいつも誰かいる。 泣いて気を引いたり、笑って可愛いと思ってもらったり。 だから私はいつもひとりだった。 由紀子さんも自分を受け入れない私よりも、笑って抱きつく真未の方が可愛い。 お父さんだって私よりも真未。 いつの間にか居場所がなくなって行った。