「あ、佑夜!おはよう!」


後ろを振り向いた大樹が叫んだ。

その名前に胸がドキッと跳ねる。


私も後ろを振り向くとそこには今日もかっこよくセットされた髪の毛を気にして歩く彼が…


「おはよ、小川」

「はよ…」


微笑む佑夜はすごく穏やかな顔をしている。


「あれ、俺は⁈ ねぇ、俺には挨拶なし⁉」

「うるせーよ」

「えっ、ひどくね?」

「ひどくねー」


あれ?

なんか、こいつら…


いつの間に仲良くなったの?