イケメン俺様君のお姫様☆

「…んんっ。…奏んぁ!」



少し苦しくなって口を開けた
瞬間、口内に奏汰の熱い舌が
入ってきた。



その舌は、私の歯の並びをゆっくり
沿うように動いたあと、
私の舌と絡まった。


初めての甘い感覚に、
溶けてしまいそう。



腰にあった奏汰の腕が、すーっと
背中に移動し、そっとさすられる。



甘い刺激が全身を包む。



「…んっ……」



私は苦しくなって、奏汰の
胸を軽く叩いた。



「……はぁっ…はあ…」



すると、奏汰の唇はゆっくりと
離れていった。



「…はあ…はあ…」



奏汰の息も少し切れている。



激しかったもんな。


初めてディープキスしちゃった!



まだまだ息の仕方なんて分からないし、
死ぬかと思ったよ。


大げさだけど…。



「……大丈夫か?」


「…うん、まあ」