イケメン俺様君のお姫様☆

しかも隣にぴったりとくっついて
座ってるしっ!



どうしてそんなに
ひっつくのかなっ?



「………」



まだ無言だし。



「……ねえ」



とうとう耐え切れなくなった
私は、奏汰に顔だけ向け
声をかけた。



「…ん?なに?」



なに?


じゃないよ!



「なんかしゃべってよ」



私の手握りながら外ずっと
見てるんじゃなくてさ!



「なんかって?」



それは…。


「何でもいいから」



「わかった」



ふわっ。



…え…?


ちょ、ちょっと…。


「…す…き…」