イケメン俺様君のお姫様☆

考えながらも、どんどん
進んで行く奏汰のあとを
必死で追いかける。



「ここだ」



引っ張られたまま少し歩いて、
奏汰は止まった。



奏汰が指した方向を見ると、
そこには観覧車があった。



「え?ほんとに乗るの?」


しかも2人きりで?



「ああ。嫌なのか?」



う~ん。


「嫌…ではないけどさ」


2人きりっていうのはちょっと…。



「嫌じゃないんなら、乗るぞ」



「え、ちょっと!」



私はまた奏汰に引っ張られ、
無理矢理?な感じで
観覧車に乗せられた。





「…………」



「…………」



さっきから沈黙が続いてて、
少し気まずいんですけど。


何かしゃべってよね!



奏汰が連れ込んだんだからっ。