イケメン俺様君のお姫様☆

遊び過ぎて疲れた私たちは、
1度ベンチで休憩することにした。



時計を見ると、4時半に
なっていた。



もうこんな時間なんだ。



時間って、楽しいことを
していると過ぎるのが早いな。



朝から遊んでるのに、
まだ数時間しか経ってない
ような感じがする。


「どうする?もう4時過ぎてるし、
そろそろ帰る?」



私の隣に座った駿が
みんなに訊いた。


うん。そうだね。



暗くなってもいけないし。



「じゃあ、あと1つだけ乗っていい?」



奏汰が爽やかな笑顔で優李に訪ねた。



「うん、もちろんいいよ!」


ぎゅ。


え?



優李が可愛い顔をしてそう言った
途端、私の手は奏汰に掴まれ、
イスから立ち上がらせられた。


「行くぞ!」



そう言って歩いて行く奏汰に
手を引かれ、その後ろを
ついて行く。


行くって、どこに?