イケメン俺様君のお姫様☆

それからしばらくして、
お昼になった。



私たちは近くにあるフードコート
でご飯を食べることにした。



焼きそばやポテトなどの軽食を、
みんなで分けて食べた。



「おいしかったー」



優李の可愛い声が聞こえてくる。



「ねえ、次はどこ行こっか?」



駿が地図を広げながら首をかしげた。



どこがいいかな?



朝はまだマシだったけど、
今は人がいっぱいだし…。



「人が少ないところがいいな」



並ぶのはあんま好きじゃないし。



「そうだよね。どこがいいかな?」




う~ん。



考えながらみんなを見ると、
みんなも頭を抱えて考えている。




ふっ。



その姿があまりにも面白くて、
私は心の中で笑ってしまった。



だって、遊園地で次にどこに
行くか決めるのに、
こんなに悩むなんて、
面白くて…。