な「よし、起きたことだし私はこれで!」





ただイタズラしたかっただけだし、
怒られる前に早く逃げよっ。



私は風のごとく駆け出した(逃げた)。









…………。



残された平助は、




平(に、逃げた…!!ななか、酷い…!!)





内心パニックだった。





狼狽えるのも当然だ。
新撰組で1、2を争う剣豪に
鬼の副長と呼ばれる武士が、




総「チッ…!」



歳「寝起き最悪だよ…。」





とんでもなく不機嫌なのだ。
しかもこちらを睨んでくる。これは怖い。





総「平助、てめぇなんで止めねぇんだよ。」




歳「本当だよ…。あとでお仕置きだな。とりあえず土下座してよ。」



平「ご、ごめんなさい!!」






謝ったところでふと、変化に気づいた。
二人とも何かおかしい。