【歳side】
俺は今、八木邸にいる。
目の前に座っているのは勿論芹沢。
にやにやと余裕そうに笑うあいつ。
その顔を見ると思わず舌打ちをしたくなるがぐっと堪える。
そしてゆったりとあいつは口を開いた。
鴨「お主は、わしがそんなに憎いか。」
歳「――っ!」
率直、だな。
無意識に睨み付けていたかな、俺。
率直な言葉に少しばかり驚いたが俺も奴のように余裕の笑みを浮かべ話す。
歳「ああ。当然だろ?」
あんたはたくさん新撰組に害を及ぼしてきたんだから。
と言うと芹沢は、はっと軽く嘲笑う。
鴨「それは悪かった。…だが、お主らに
非はないと言えるのか?」
歳「……。」
言葉に詰まる。


