鴨「…近藤か。お主は何をしに来た。」
勇「まー、そんなそんな堅くならんで饅頭でも食べましょうよ!」
鴨「甘いもの…。」
芹沢さんはじっと饅頭を見て呟く。
もしや、
勇「お嫌いでしたか?」
錦「いや、芹沢さんは大のアガッ!」
鴨「余計なことをいうな。」
す、凄い…!
何が凄いって、今芹沢さんが一瞬で新見くんの口に饅頭を放り込んだんだ。
華麗な手つきだった。
今度俺も歳にやってみ…ダメだ。
絶対に怒られる。
それにしても新見くんが言いかけた言葉はなんだったのだろうか?
錦「………これ、美味いな。これはどこの……ですか?」
勇「ん?あぁ、それはななか君が作ったんだ。」
錦「へー。料理できるんだ、あいつ。」
勇「万能な子だよ。いっぱい食べてくれ!ななか君の饅頭!略してななまんをっ!」
錦「んだそれ、変な名前」
勇「やっぱり?」
お互い笑う。
新見くん、意外と話しやすくて安心した。
ん?なんか視線が…?
はっ!
芹沢さんが、物凄く怒って、というか恨めしそうにこっちを見ている!
どどどどうしてだ?!
どどでどうすれば?!
錦「…やれやれ。芹沢さん、食べて“あげて”くださいよー。せっかく“七瀬”が作ったんですからー。」
鴨「そこまでいうなら仕方がない!食べてやるっ!」
錦「ええ、そうしてあげてください。」
それから芹沢さんはあっという間に
たくさんあった饅頭を平らげた。


