僕らはその声を聞き、倒れてもなおまだ
入っていた力を完全に抜いた。
まいったな。
立てないや…。
それは芹沢さんも同じらしく
僕らは立ち上がらずにいた。
鴨「腕をあげたのぉ…。沖田。」
総「ありがとうございます…。芹沢さんはやはり強かった。」
僕らは倒れたまま会話をする。
はたから見たら完璧に変人だ。
現に事情を知っているはずの新見さんも
“汚くなるぞ?悠長に会話してねぇで早く立てよ。そして酒呑もうぜ。”
的な視線が顔を見なくても
ひしひしと伝わってくる。
まぁ、そこは無視するけど。
鴨「はっ、しかし沖田の突きは効いたぞ。」
総「あれは僕の得意技なんです。」
鴨「そうか。しかし油断は禁物だ。
そこは今日しっかり学んだな?」
総「はい。もう二度と油断はしません。絶対に。」
護りたいものを、護るために。


