総「ななか。」



な「っ、」




そんな甘い顔で見つめないで…。



総「今、どんな顔してるかわかってる?」



な「へ…?」




総司は私の耳元で、




総「…凄く可愛い顔してる。」




そうささやいた。




な「っ?!?!」



総「真っ赤。」




総司がものすごく甘いんだけど!!
心臓が心臓が…!!!







チュ。






な「……え?」



総「ご馳走さま♪」







ど、読者様勘違いしないでねっ?!
ちゅ、ちゅーされたのは
唇じゃなくておでこなのであって!!
そこらへんあしからずっ!!






でも心臓が…もう…、






な「うぅ…」



私は思わずその場に力なく崩れ落ちた。



総「初めてだった?」



な「……う、ん」



総「そっか♪」



総「じゃあななか、次はおでこじゃなくて…。」



な「んっ…」






そう言い総司は私の唇を
人差し指でなぞった。


冷たい指先が触れ
ゾクッときた。






な「っ、」



総「ここに、するからね?」






きょ、今日の総司どうしちゃったの?




総司が甘過ぎるせいで
顔の熱が引かないよ………。