殺しても死ななさそうなくらい
元気だったのに。
剣術、体術教えてくれたのに。
毎日試合してたのに。
誰よりも応援してくれたのに。
…なんで。
死因はガン。
私が心配で自分の身体の限界までそばにいてくれたみたい。
なんで言ってくれなかったの、お爺ちゃん?
これじゃ、私が、私がお爺ちゃんを
殺したも同然じゃない…。
お婆ちゃんは何も言わなかった。
ななかは悪くないよ。
そう言うだけ。
私知ってるんだよ?
お爺ちゃんの仏壇の前で毎日泣いていること。
私、“イラナイコ”なのかなぁ。
だって私のそばにいた人たちみんないなくなっちゃうんだもん。
それならいっそ
死んだ方がいいか。


