私たちが食べ終え、店を出て帰ろうとした時、
鴨「おい。」
芹沢さんに呼び止められた。
な「はい?なんでしょうか?」
鴨「お前が思っているほど以上に人を斬るということは安易ではない。よく覚えておくことだな。」
そう言った芹沢さんはとても真剣な眼差しをしていた。
な「…はい。ご忠告ありがとうございます。」
総「…ではそろそろ。芹沢さん、お梅さんさようなら。」
な「さよなら。」
梅「ななかはん、今度ゆっくりお茶でもしましょうな?」
な「ええ、ぜひ。」
そして別れる私達。
今回初めて会ったけど、史実とは全然違う感じだったな。
芹沢さんは不器用な人、なんだとなんとなく思った。
お梅さんさんは不思議な人、たくさんの魅力を持っている人だと思った。
もっと知りたい、かも。
芹沢さんたちの行く末を知ってしまっているからさらに。
総「行きますか。」
な「はい。」
――帰ると鬼の副長だけでなく可愛い童顔男にも怒られたのは言うまでもない。