「俺に溺れろ」



いつだったか君は、そう言った。



「好きだ、お前が」



もう何度も聞いた愛の言葉。

私も、好きだよって心の中では思ってる
よ。



だけど今日も、返せなくてごめん。



だって君を"嫌い"だから。

だから君は私を好きだなんて言うんだ。



それがわかってるから……わかってるの
に、言えるわけがない。




「好き……」



なんて。



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君と、恋をしたい―――。

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