「かなえちゃん……」
「もー、心配したんだよ!?保健室とか
言って、保健室に居ないし!」
「あはは……ごめんね」
プンプンと怒ったように頬を膨らますか
なえちゃんに苦笑いで謝ると、途端、か
なえちゃんが含み笑いを浮かべた。
「ていうかもしかして……、ずーっと向
坂くんと一緒だったの?」
「……っえ!」
「だって、朝来たら、二人ともバッグは
あるのに居ないし。澪が保健室だって伝
えた後も、向坂くん居なくなっちゃうし
?なにしてたのよ、二人で~」
このこのー、と肘でつついてくるかなえ
ちゃんに、なんでだか頬が熱くなる。
それを隠すように、プイッとそっぽを向
いた。
「別に何もしてないもん……」
「あ、二人で居たのは認めるんだぁ?」
そう言ったかなえちゃんに、しまった、
と口元を手で覆うも時すでに遅し。
かなえちゃんのニヤニヤは、悪化してた
。


