ーー 瑞希が目覚めたのは息苦しさを感じたからであった。 「ほま……っ」 自身に跨る彼女の名が呼べない。寝ぼけが一気に覚めたというのに、意識が白濁と混ざる。 「か、はっ」 首を絞められていた。 女の力でも、苦しいのは変わりない。咳き込み涙目となり、つい誉の腕を掴んだが。 「……」 思った。苦しみの中、思って、掴む手を離す。 誉に首をーー殺されようとしている事実が。